「スタイルを良くしたい!」と思ったとき

タバコはダイエットに悪影響? 喫煙で体はこう変わる

「禁煙すると太る」は本当?

「タバコにはダイエット効果がある」
「禁煙したら太った」
などというのは誰しも一度くらい聞いたことがある話です。現に、タバコを吸っていた時は痩せていたのに禁煙してから太ってしまう人もいますし、そういう人を見ていると、喫煙にはダイエットの効果があるようにも思えます。
しかしそれは本当なのでしょうか?
タバコが体に与える影響から考えていきたいと思います。

タバコが体に与える影響とは?

タバコがダイエットに効果があるといわれるのは、タバコに含まれるニコチンには空腹感を麻痺させる働きがあり、結果的に食べすぎを防ぐ役目を果たすからです。
効果には個人差がありますが、確かにこれだけならダイエット効果があるといえるかもしれません。

ただ、タバコの影響はこれだけでは終わりません。
むしろ体にとって害があるものの方が格段に多く、ほかにも以下のような影響がついて回ります。

●味覚が衰える
タバコを吸っていると味覚が衰え、特に甘いスイーツや唐揚げなど脂肪分の多いものを食べても満足感を得にくくなります。その結果、気づかないうちに食べすぎてしまう危険性が高まります。

●皮膚の老化が進む
タバコにより血管の収縮、老化の元凶である活性酸素を発生、その除去のために抗酸化作用をもつビタミンCの大量消費などが起こるため、皮膚に大きなダメージを与えます。同じ双子のうち5年以上喫煙を続けている方が、肌のハリがなくたるみ、シワが深いとの検証結果も報告されています(医学雑誌『Plastic and Reconstructive Surgery 』2013年10月号に掲載)。

●筋力や瞬発力が低下
ダイエットには筋肉量を増やして基礎代謝を高めることも重要ですが、タバコは筋肉にも悪影響を与えてしまいます。タバコのせいで酸素を取り込む能力が落ちるので、せっかく運動しても思うように効果が上がってくれません。

●代謝が悪くなる
タバコを吸うと血管が細くなってしまうため、代謝が悪くなるのも避けられません。これでは半身浴などで体を温めても効果なし。エネルギーが燃えにくい、痩せにくい体になってしまいます。

喫煙により一時的に食欲を抑える効果は期待できるかもしれませんが、その反面、あまりに副作用も多いのが現実です。ダイエットのためには間違いなく禁煙するべきだといえるでしょう。

禁煙とダイエットを両立する鍵は「代替」を見つけること

とはいえ、生活習慣を変えるのは難しいもの。禁煙とダイエットの2つをいきなり実行しようとしてもうまくいきません。両立するにはちょっとした工夫が必要です。

「禁煙すると太る」といわれているのは、喫煙による以上のような影響がなくなった結果、
 ・空腹感の麻痺がとれ、体本来の食欲を感じるようになる。
 ・味覚が正常化するので、食べ物がおいしく感じられるようになる。
 ・口寂しくなり、ついつい何か食べてしまう。
などの変化を感じて、ついつい食べすぎてしまうことが主な原因。これを避けるには、意識して食事に時間をかけるようにしたり、一口を小さくしたりすることが効果的です。

またタバコを吸いたい気持ちを、食べものでごまかすのを避けることも重要なポイント。一服したくなった時は、ダイエット効果やリラックス効果のあるもので代用するのがおすすめです。
例えば……
 ・朝の一服の代わりに野菜のスムージーを飲む。
 ・食後の一服をハーブティーや消化にも効果があるコーヒーに変える。
 ・イライラして落ち着かない時は、散歩やヨガなどの運動をして気分を変えてみる。
などです。
これらは「ワインを飲む代わりに半身浴でリラックスする」など、禁酒にも置き換えることができます。ただ吸いたいのを我慢するのではなく、自分に合った代替方法を探してみてください。