「スタイルを良くしたい!」と思ったとき

太りやすい原因は体質? 「食べないのに痩せない」わけを徹底解明

食べてないのに太る、その秘密は体質にあった!

「それほど食べてないはずなのに全然痩せない。いやむしろ太っている……」という経験は、ダイエットをしたことがある人なら身に覚えがあるのではないでしょうか。
一方、明らかに人より多くの量を食べているのにまったく太らないし、むしろ痩せているという人が存在するのも確かです。思わず「理不尽!」と憤りたくなりますが、冷静に考えてみるとこれは不思議な話です。
なぜこんな差が生まれてしまうのでしょうか?
それは、痩せる・痩せないには食べるものや運動する量だけでなく、体質が深く関わっているからなんです。
「体質」と聞くと、遺伝的に太りやすい/太りにくいを指すものだと思ってしまいがちですが、体質は「遺伝子」と「環境」の双方が深く関与しているもの。その点について、もう少し詳しく紹介していきましょう。

体質は「遺伝子」と「環境」の掛け算で決まる

まず体質決定の一方を担う「遺伝子」ですが、現在世界で肥満に関係している遺伝子は40種類以上発見されているといわれており、それらの組み合わせが一人ひとりのベースを形成しています。
聞いたことがあるかもしれませんが、「日本人は世界で2番目に太りやすい民族」というのもその一例です。この表現は、脂肪を分解しエネルギーを消費するのに重要な「β3アドレナリン受容体」という器官の遺伝子に問題(変異)がある人の割合が、日本は世界で2番目に多かったという調査結果から出たもの。ちなみに太っている人が多いイメージの欧米人が10%なのに対し、日本人では35%にこの遺伝子の変異が見つかったとのことでした。
このように、遺伝子による太りやすい/太りにくいの差というものは確かに存在しています。

しかし一方でこの調査結果は、体質を作る上での「環境」の重要性を考えるのに大きなヒントを与えてくれます。
つまり、遺伝子的には太りやすいはずの日本人に欧米人より痩せている人が多いということは、体型は遺伝子だけが決めるものではなく、環境や食生活と深い関係があるということ。よく「両親が太っていると子どもも太りやすい」といいますが、これもただ単純に遺伝子の問題ではなく、同じ家で暮らし、同じような食の好みやライフスタイルを共有した結果だといえるでしょう。この体質を決める遺伝子と環境の割合は、一般には3:7か4:6ぐらいだといわれています。

ダイエット効果の上がりやすい体質になるには?

体質が遺伝子×環境で決まることは分かりましたが、では太りにくく、ダイエット効果の上がりやすい体質に改善することはできるのでしょうか?
現在、世界では遺伝子医療がめざましい発展を見せていますが、遺伝子検査はまだまだ高額。たとえ太りやすい遺伝子を持っていることが分かったとしても、それを治療するというのはちょっとまだ現実的ではありません。
そこで、体質決定の要因として占める割合も大きい環境、すなわち生活習慣を変えることが重要になってきます。具体的には以下のようなところがポイントになってくるでしょう。

●食習慣の改善
・砂糖や油を多く使った「少量で高カロリーのもの」、米やパンなどの「たくさん食べがちな炭水化物」は量を見直す。
・食べる時間にも注意! 就寝前2時間は食べないようにしましょう。
・1食をゆっくり時間かけて食べる。満腹感を得ることで食べすぎを防ぐ効果があります。

●基礎代謝を上げる
・正しいやり方で半身浴を行い、血行をよくする。これはストレスの軽減や冷え性の改善にも効果的です。
・毎日少しでも運動する習慣をつける。筋肉量が増えることでエネルギーを消費しやすい体になります。

あせりは禁物

ほかにもいろいろな方法があると思いますが、大事なことは体質改善をしてもすぐに結果が出るものではないと知っておくこと。小さい頃から長い年月をかけて作られてきた体質を変えるのですから、それには相応の時間がかかります。すぐに結果が出ないからとやめてしまわずに、数ヶ月という長いスパンで取り組んでみてください。