「スタイルを良くしたい!」と思ったとき

高度肥満症のためのダイエット手術?胃バイパス術・胃内バルーン留置術など

生活習慣が見直せない高度肥満症の人に

高度肥満症(BMI35以上)の人は肥満による健康障害が発生しやすくなり、重度の糖尿病、高脂血症、脳卒中、心臓病など生命に関わる重篤な病気を引き起こす可能性も高くなります。

肥満の解消には摂取カロリーを減らしたり運動量を増やしたりといった方法が一般的ですが、高度肥満症の人はこうした一般的なダイエット法では体重がコントロールできなくなっていたり、または生活習慣の大きな改善を必要としているケースが少なくありません。

こういう場合は外科手術による減量手術が有効で、痩身というよりは「過剰な食欲を制限する」あるいは「食べたくても必要以上に食べられないようにする」といった目的の手術が行われるます。それが次に述べる胃バイパス術・胃バンディング術・スリーブ状胃切除術の3つです。

3つのダイエット手術

胃バイパス術とは、胃を大小の2つに分離し、小さいほうに小腸をふん合することにより胃・十二指腸・空腸に「バイパス」を設け、食べ物が小さな胃から直接小腸に送られるようにする手術です。食べる量が減り、栄養の吸収率が下がるため強力な痩身効果が期待できます。

胃バンディング術とは、胃をシリコン製などのバンドで縛って胃を小さくする人法です。バンドの圧力は調整でき、外科手術によって取り外すこともできます。

スリーブ状胃切除術というのは、胃を細長い筒(Sleeve)状に切除してしまう手術です。

なお、病院によっては胃の中にバルーンを留置し、胃の容量を減らし活動を抑制することで痩身効果を狙う「胃内バルーン留置術」などの手術を行うところもあります。

一般的な美容整形手術とは異なる

これらのダイエット手術は、主として「一般的なダイエット法や内科的療法が無効な、高度肥満症の人」を対象としたものです。肥満を解消しないと死に結びつくような重篤な病気にかかる危険がある人に対して行われることが多く、一般的な美容整形手術とは性格が異なります。

「いろんなダイエット法を試したけれど、どれも効果がない」という人でも、BMI35以下の人や、肥満が重篤な病気に結びつく可能性が低い人などは、こうした手術を希望しても受けられないかもしれません。

しかし「自分の努力ではどうしても痩せられない。このまま肥満が進行したらどうしよう?」と心配している人には、「いざとなったらこういうダイエット手術もある」ということを知っておくだけでも一定の安堵感
が得られるのではないでしょうか。