「スタイルを良くしたい!」と思ったとき

コレステロールは高い方がいい?!数値を下げなくても健康でいられる対策とは

コレステロールと成人病に因果関係はない?

心筋梗塞や動脈硬化、脳卒中などの原因といわれ、これまで数値が高いと生活習慣病のリスクが高まるとされていたのがコレステロールです。しかし最近では「コレステロールの数値を下げても、心筋梗塞のリスクに因果関係はない」「コレステロールが低いとがんの発症率が高まる」や、「コレステロールが高いと長生きになる」といった研究も発表されています。それらを見るとコレステロールを下げる対策は必要なく、むしろ高い方が健康に良いような印象も受けます。

しかし、コレステロールは脂質の一種で、数値が高い原因には食生活を原因とする脂質異常や糖尿病など他の病気が原因となっていることもあるため、その値が高いことを手放しで喜ぶわけにはいきません。
一方で、コレステロールの中には人間の体にとって必要な働きをする善玉コレステロールも存在します。健康診断などで「コレステロール値が高い」というとき、通常は善玉と悪玉を含めた「総コレステロール値」のことを指しています。ここではコレステロールについて詳しく解説していきます。

善玉コレステロールと悪玉コレステロール

コレステロールには、私たちの体の細胞を丈夫にしたり、ホルモンの分泌に関わったりといった、重要な役割があります。コレステロールにもいくつかの種類があり、よく知られているのは善玉の「HDLコレステロール」と悪玉の「LDLコレステロール」です。HDLコレステロールは血中の余分なコレステロールを減らす働きがあり、LDLコレステロールには逆にコレステロールを増やす働きがあるため、悪玉と呼ばれています。

一般に検診などでは、この両方のコレステロール値を含めた総コレステロールが220mg/dl以上だと「高コレステロール血症」といわれます。厚生労働省が行った調査では最も死亡率が低いのは240~259mg/dlのコレステロール値が高いといわれる人々であることが分かりました。しかし、コレステロールが高い状態でも、HDLコレステロールの数値が高く、LDLコレステロールの値が低ければ総コレステロール値が高くても健康であるといえるのです。

食事対策で悪玉コレステロールだけを減らすことも可能

総コレステロールの値が高くても、悪玉より善玉コレステロールが高値であれば健康によく、反対にコレステロールが低めでも悪玉コレステロールの値が高ければ脂質異常の状態であるとみなされます。この悪玉コレステロール、以下のような食事の管理や対策で減らすことができます。

●食べ過ぎない
まずは必要以上の過食をしない、食べ過ぎないということが大事です。「時間になったらお腹が空いていなくても食べる」「ながら食べ」「甘いものは別腹」といった、惰性で食事する習慣を改善するようにしましょう。

●糖分を控える
お菓子やジュースなどに含まれる糖分は、血中の中性脂肪を増やす原因となります。中性脂肪が増えると悪玉コレステロールが増える原因になりますから、糖分は控えた方がよいでしょう。

●不飽和脂肪酸を積極的に摂る
不飽和脂肪酸を積極的に摂取し、反対に飽和脂肪酸を控えることが悪玉コレステロールの値を下げるのに役立ちます。
不飽和脂肪酸は魚や植物油に、飽和脂肪酸は乳製品や肉類の脂肪に多く含まれています。

ほかにもポリフェノールや食物繊維など、悪玉コレステロール値を下げるはたらきのある食物はたくさんあります。コレステロール値が高い時には糖尿病など、ほかの病気にり患していないかをきちんと検査することが大事です。その一方で、元気に長生きできるように、善玉コレステロール値が高くなるような食生活に見直していくことが大切です。

参考URL:
http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/25.html
http://nikkancareism.jp/archives/55931
http://www.clue4health.com/decrease_ldl/