豊胸手術について知りたいとき

乳房再建ってどれくらいお金がかかるの?乳房再建手術費用をまとめてみた

乳房再建の治療費ってどれくらい?

乳がんで乳房を全摘出したとしても、乳房再建を行えば胸のふくらみを取り戻すことができます。女性として、肉体的にも精神的にも希望のもてる手術です。しかし、実際手術にどれくらいの費用がかかるのかが気になるところ。乳房再建の治療費についてご紹介します。

乳がん手術後の乳房再建は保険適用に!

以前から自家組織による乳房再建は保険が適用されていました。2014年からは一部のインプラントの乳房再建も保険が適用されるようになりました。インプラントの乳房再建で保険が適用されるのは、乳がんで乳房の全摘出を行った患者さんに限られます。

今まで美容整形の要素があるとして保険適用外であったインプラントの乳房再建は、保険が適用されることになり治療費100万ほどかかっていたのが30万円程度まで下がることになりました。これにより、自家組織による乳房再建と治療費はほぼ変わらず、より乳房再建が行いやすい環境になったと言えるでしょう。

ただし、インプラントの場合はラウンドタイプのみ保険適用がされ、アナトミカルタイプは保険適用外ですので注意が必要です。

具体的な治療費の目安は?

では具体的にどの程度の治療費がかかるものなのでしょうか。

手術様式や利用する医療機関により額は変動しますが、一般的に、健康保険が3割負担の場合、自家組織による乳房再建は30万円〜60万円とされています。インプラントによる乳房再建はティッシュ・エキスパンダー(皮膚拡張器)の挿入に10〜20万円程度、インプラントの挿入に30万円程度とされています。

様々な保障制度を利用してさらに低くなる可能性も

保険適用ができることにより負担も軽減した乳房再建ですが、さらに別の保障制度を利用して低くなる可能性があります。
〈高額療養費制度〉
高額療養費制度とは、同一月にかかった医療費の自己負担額が、年齢や年収に応じて定められた自己負担限度額を超えていた場合に、その超えた分が支給される制度です。詳しくは厚生労働などで定めた規定をご覧になってみてください。例えば、70歳未満の低所得者であれば3万5400円、一般では8万100円+(医療費-26万7000円)×1%が一か月の自己負担限度額になります(平成26年12月までの診療分)。この制度を利用することで、実質負担額が8〜10万円ほどで済む人もいます。

〈民間保険〉
民間保険には、保険対象に乳房再建の費用が含まれているものもあります。基本的に、加入開始日から90日を経過した後、初めて乳がんと医者に診断され、乳房の切断手術を行い、その乳房の再建を行った場合が給付対象となります。医療保険やがん保険に加入する際は、事前に乳房再建が保障対象かどうかという点を参考に選んでみるのもよいでしょう。

手術費用というと高いイメージがありますが、乳房再建の場合、自家組織とインプラントどちらも保険適用になるため、実質負担額はあまり大きくありません。また、高額療養費制度や民間保険などを利用することによってさらに下げることができるかもしれません。高そうというイメージで躊躇している場合は、一度利用する医療機関に問い合わせてみてもよいでしょう。