豊胸手術について知りたいとき

乳房再建ってどうやってやるの?乳房再建手術方法をまとめてみた

乳房再建の具体的な方法

乳房再建により胸の膨らみを取り戻せるといっても、一体どのような方法で手術を行うのかイメージがつきにくいかもしれません。

乳房再建の手術方法には2種類あり、患者さん自身のお腹や背中の組織を使った自家組織による乳房再建と、ティッシュ・エキスパンダー(皮膚拡張器)とブレスト・インプラント(シリコン製人工乳房)による乳房再建です。これらの手術方法にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、患者さんの希望などに沿って方式を選ぶこととなります。

自家組織のよる乳房再建

人工的なものを体に入れることに抵抗がある場合は自家組織による乳房再建がおすすめです。お腹もしくは背中のお肉を胸に移植します。乳房の形や大きさ落ち着いてから乳輪と乳頭を形成し乳房再建が完了となります。

・メリット
自家組織による乳房再建の最大のメリットは、その自然な柔らかさや温かみでしょう。自身の組織を使うため、自然な仕上がりとなり違和感もあまりありません。また、自分の組織であるため拒絶反応もほとんどありません。

・デメリット
お腹や背中など組織を切り取った部分に手術痕が残ってしまいます。また、手術時間や入院期間が長くなるため、忙しい人や手術後すぐに社会復帰がしたい人にはあまり適していないでしょう。

インプラントによる乳房再建
逆に、体への負担が少なく、入院期間も短くしたい場合にはインプラントによる乳房再建がおすすめです。最初に大胸筋の下にティッシュ・エキスパンダーの挿入を行います。その後、数か月間エキスパンダーに生理食塩水を注入します。皮膚とその周辺の組織が十分に伸びたら、エキスパンダーを挿入した傷跡を再び切開し、ブレスト・インプラントと差し替えます。ゲルの粘度が低いラウンド型とやや硬めのゲルを使用したアナトミカル型(しずく型)の2種類があります。どちらを利用しても保険が適用されます。

・メリット
インプラントによる乳房再建の最大のメリットは、体への負担の軽さでしょう。自家組織による乳房再建に比べて、手術時間や入院期間が短くて済むため、すぐに社会復帰することができます。日帰りも可能です。

・デメリット
自家組織による乳房再建に比べて、自然な温かみや柔らかさに欠けてしまいます。またインプラントの場合定期的な検診が必要となるほか、後々交換が必要となる場合もあります。

両方組み合わせる場合も

自家組織とインプラントの両方を併用して乳房再建をする場合があります。主にインプラントではきれいに再建できない場合や、自家組織だけでは十分な胸の膨らみを実現できない場合などに利用されます。

温存手術後の乳房再建の場合

乳房を全摘出するのではなく、がんの部分をくりぬいて切除する手術のことを温存手術といいます。この手術をした後に乳房再建をする場合は、組織が欠損している部分に脂肪を注入することとなります。また皮膚を伸ばす必要がある場合は、ティッシュ・エキスパンダーを入れる手術をする場合もあります。また温存手術をした患者さんが乳房再建をする場合は、放射線の治療後1年間は期間を空けることが望ましいでしょう。

乳房再建の方法にはそれぞれメリットとデメリットどちらも存在します。自然な乳房が欲しい場合は自家組織の乳房再建、大きな傷跡を残したくない場合や早く退院したい場合はインプラントの乳房再建など、自分の希望に沿った乳房再建を選びましょう。