脂肪吸引手術を考えているとき

【閲覧注意】脂肪吸引でもリバウンドは防げない。生活習慣の改善が必須

リバウンドしにくい脂肪吸引

そもそも肥満とはどういう状態をいうのでしょうか。

一般的に肥満というと体重が重い状態のことをいいますが、医学的には脂肪が一定以上に達した状態のことをいいます。これは体内にある脂肪細胞が栄養をとりすぎたことによって肥大化した状態のことです。どんなに体によい食品を食べていても、食べる量が多すぎると肥満になります。

肥満に対して、食事制限をしたり、運動をして蓄積されたエネルギーを使って、脂肪細胞を小さくするのがダイエットです。しかし、減量に成功したとしても脂肪細胞は一時的に小さくなっただけであり、再び栄養を取り始めれば、また肥大化してしまいます。これが「リバウンド」です。

この肥満を解消するための外科手術の1つが「脂肪吸引」です。これは脂肪細胞自体を取ってしまう手術です。美容クリニックで受けられる痩身(そうしん)手術の1つで、「カニューレ」という特殊な管を皮下に差し込み、脂肪そのものを吸引します。手術後に再び栄養をとっても肥大化する細胞の量が少ないため、肥満のペースが遅くなります。リバウンドに効果的といわれるのはこのためです。

リバウンドの原因は「生活環境」

よく「脂肪吸引をするとリバウンドしなくなる」といわれていますが、正しくは「リバウンドしにくい体になる」ということです。確かに脂肪吸引をすると脂肪細胞自体が減るので物理的に脂肪がつきにくくなります。しかし、脂肪細胞を完全に除去してしまうわけではありません。体内に残った脂肪細胞がそのまま成長し続けると、体重が元に戻ってしまいます。

脂肪吸引後にリバウンドをしてしまった場合、原因は手術にあるわけではなく、食生活や生活サイクルにあると考えられます。スリムな体型を維持するためにも、以前にもまして生活習慣に気をつけましょう。

リバウンドを防ぐために

せっかく脂肪吸引をしても元に戻ってしまったら意味がありません。リバウンドをしないように、以下のことに気をつけましょう。

・筋肉をつける
筋肉は燃費が悪く、維持するためには大量のエネルギーが必要です。アスリートがいっぱい食べても太りにくいのは、体に筋肉がたくさんついているためです。脂肪をガンガン減らしたいときは、筋肉をつけるのが一番効果的です。スクワットや腕立て伏せ、ランニングや水泳、ダンベルなどのおもりを持ち上げる運動など、何でもよいのでとにかく体を動かしましょう。

・カロリーチェック
食事に気をつけているはずなのにリバウンドしてしまう人は、必要以上にエネルギーをとっている可能性があります。体重や活動量から、1日に必要なエネルギーを計算し直してみてください。いわゆる「ダイエット食品」であっても、1つあたりのカロリーが少ないだけで、総合的なエネルギー量では、高カロリー食品とほとんど変わらないような食品もあります。パッケージに書かれている食品表示を参考にして、正しいカロリーを知りましょう。